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2014/10

28

火曜日

外壁はしっかりしていますが...気づいていますか?建物の劣化状態②

前回に引き続き、外壁の劣化についてもう少し
書いてみようと思います。

 

外壁の劣化でよく見かけるものに、

前回書きましたシーリングの劣化と
もうひとつ外壁のクラックがあります。

 

クラックと一括りにいっても、状況と出来る部位によって
少し意味合いが違ってきます。

 

まず良くあるのが、塗膜に出来るヘアクラック。

 

hea.jpg

 

こちらは塗膜の経年劣化により、

下地の膨張収縮の動きに絶えられなくなった

塗膜表面にヒビ割れが出来たものです。

 

以前にも書きましたが、外壁面を手で軽く触れて、
手のひらに白いチョークの粉のようなものがついてくれば、
塗膜の劣化が進んでいるということですので、
こういったヘアクラックが出来やすい状態といるでしょう。

 

塗装の塗替工事を行うことで、対応できます。

 

次に乾燥によるクラック。

乾燥クラック.jpg

 

こちらは、建築後に出来たというよりも、工事中に
モルタルなどの外装材の乾燥過程で、

材料内の水分の蒸発などにより乾燥収縮が起き、

ヒビ割れが起こります。

 

ある程度の期間が経つと乾燥収縮は止まりますから、
それ以上ヒビ割れが拡大することはありません。

 

塗膜面に出てきている場合は、塗装の塗替工事で
下地処理をきちんと行えば、ほとんどわからなくなります。

 

次は、外壁の塗り継ぎや異種材料のジョイント面で
よく見られる縁切れによるクラックです。

 

打ち継ぎ部.jpg

 

増築で家屋を継ぎ足されたり、

リフォームで部分的な補修を
された部分の継ぎ目によくできます。


これは、もう防ぎようがないクラックと言えます。


なぜかというと、いくら見せかけ的にくっつけたとしても、
元々の部材と足した部材は、一体にはなりえません。


それぞれが違う動きをすれば、

接合面に力的な負担が係る事は
致し方ありません。こういう場所については、

シーリング材等で目地を作り、動いてもクラック等の

出ない処置が必要となってきます。

 

最後に構造クラックです。

 

構造クラック.jpg

 

これは建物の構造的な欠陥や

建物の不動沈下などによって、
建物に外力が係り、部分的に耐力的負担が

大きくなってしまい出来るクラックです。


こちらのクラックは、上記3種類のクラックと違い、
クラックのヒビ割れの幅が大きくなる特徴があります。
こういったクラックを見つけられた時は、

専門家に相談されることをおすすめします。


ただし、地震や大きな台風による風など、

特殊な外力によって出来る場合もありますので、

大きなクラックを見つけたから、家が傾く・・・

などと早合点しないようにご注意ください。

 

 

修繕のご依頼は・・・

こうべリノベーションへご連絡ください。

 

電話Tel 078-974-7710

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